第二回非公式ジャニオタ菓子盆選手権 最強の「丈くんと過ごす今夏の駄菓子盆」はどれだ!?
夏です。
夏と言えば皆様は何を思い浮かべるでしょうか?
海? 花火? お祭りは今年の情勢を鑑みるになかなか開催が難しいところかもしれませんが……
しかし当然、この夏といえば
関西Walker&東海Walker単独表紙の夏男、
藤原丈一郎くんですよね!!
【表紙解禁💙】7月20日(月)発売
— 【公式】東海ウォーカー編集部 (@TokaiWalkers) 2020年7月10日
#東海ウォーカー 8月号は夏休み特大号!
パフェにかき氷に夏クーポンBOOKと大ボリュームの1冊です🍉
同時発売の #関西ウォーカー とW表紙を
飾るのは #なにわ男子 #藤原丈一郎 くん
丈くんとの水遊び🔫と浴衣👘デート
をお楽しみください😭💙https://t.co/x1hZw5OQtc pic.twitter.com/D1DMP4v3XF
と、いうことで暑い日々が続く今日この頃、照り付ける日差しに負けながらオタクが再結集することとなりました。
題して、
第二回 非公式ジャニオタ菓子盆選手権
最強の「丈くんと過ごす今夏の駄菓子盆」はどれだ!?
今回の記事につきましても、菓子盆選手権の原案であるオモコロ様への多大なるリスペクトを込めて制作させていただきました。*1
【開催要項】
「丈くんと過ごす今夏の駄菓子盆」に合わせた菓子盆をプレゼンしていただきます。
どんなシチュエーションで提供する菓子盆なのかも併せて設定してください。
【菓子盆選手権のルール】
・自己判断で、駄菓子の括りだと思うお菓子を使ってください
・予算は500円程度です
・菓子盆が用意できない場合、代用として皿を使うことは可能です
・プロ野球チップスは公式ルールにより禁止されています
【選手権の流れ】
①テーマ発表
②用意した菓子盆の写真を発表
③設定したシチュエーションの説明、菓子盆の内容を好きなだけプレゼン
【参加者】
■エントリーNo.1 きぬこ 丈担
前回の選手権ではふとした記憶の隙間を呼び起こさせるような『丈ー!お菓子持っていってー!』を披露。
ノスタルジーと幼心を存分に詰め込んだ懐かしさにより、人々の共感を呼んだ。
■エントリーNo.2 めそ 丈担
前回の選手権では野球場を模した色彩豊かな『雨と野球と菓子盆と』を披露。
多彩な飛び道具を使いこなすエンターテイナーとして華々しく登壇した。
■エントリーNo.3 やこ 丈担
前回の選手権では実生活に基づいた実在性溢れる『丈くんとだらだら過ごす雨の日の菓子盆』を披露。
日常のストーリーテラーさながらのリアリティを盛り込み、見る者を唸らせた。
■審査員(筆者) KIKO 大橋担
相変わらずなぜ呼ばれているかはわからないが、前回の激戦を温かく見守った。
第一回の様子はこちらから!
今大会では、夏をテーマにした「駄菓子盆」と多少テーマを狭く設定させていただきました。この縛りがどう出るのかにも期待したいところです。
尚、今回も多大なるオタクの妄想が散見されますのでご注意ください。
それでは、早速一つ目の盆から紹介していきましょう!
■エントリーNo.1 きぬこ
テーマ『夏祭りの思い出をなぞる駄菓子盆』
【使用菓子】
わたがし 70円
さくらんぼ餅 38円
ムーンライト 215円
ポテトフライ 38円
ビッグカツ 27円
うまい棒(コーンポタージュ味) 11円
そのまんまグレープ 38円
ミニコーラ 38円合計 475円
【シチュエーション】
・親から自治会の仕事を押し付けられ、私は夏祭りに参加した子供にあげるお菓子セットを作ることに。
・そんな中(アイドルではない設定の)丈くんが家に来たが、会うのは久しぶりすぎて何を話せばいいかも分からない。
・昔を思い出して子供会のお菓子セットに使われるようなお菓子を出せば間が保つかもしれない。
・使用したお菓子は近所のスーパーで駄菓子コーナーに置いてあったもの。ムーンライトは駄菓子コーナーにあったので今回は駄菓子です。
やこ「綿菓子だ!」
きぬこ「綿菓子を置きましたよ。綿菓子もうちょっと置き方があったなとは思うんですけど……」
めそ「ムーンライト高っ」
きぬこ「そう箱なんですよねこれ」
KIKO「でも駄菓子コーナーにあったらそれはもう駄菓子です」
きぬこ「でしょ? それは一応ね気を付けましたよ」
きぬこ「私の菓子盆なんですけども、テーマが夏祭りの思い出をなぞる駄菓子盆になっております。子供の頃に自治体とかそういうところで、参加するとお菓子をくれる行事がある地域で、私は親から「今度夏祭りがあるから子供にお菓子セットを作る」という仕事を押し付けられます」
きぬこ「お盆休みで家にいるのにそんな雑用を押し付けられて、と思っているところに、なんか玄関が騒がしいなと思っていると、なんと幼馴染の丈くんが我が家に急に訪問しに来たと」
きぬこ「この幼馴染の丈くんなんですけど、普段は大阪市内の職場で営業の若手社員として働いていて、でひとり暮らしをしてるんですけど、お盆休みなので実家に帰って来てると。で元々ご近所さんなので親同士もよく知っていて、お母さんも家に上げてしまうんですね」
きぬこ「あまりに久々すぎて何を話していいのかわからない。ただ、折角上がって貰ったのにすぐ帰れというのも悪いですし、そんな時に丁度今作っている夏祭りのお菓子セットがあるから、それを出して思い出話でもすれば場が持つだろうと考えて作ったという感じですね」
きぬこ「大の大人なので駄菓子をいろいろ集めて来て、っていうのに整合性を持たせるのをどうしたらいいかなということで、こういうことになりました」
やこ「でもそれでこのシチュエーション出てきたのすごいな」
きぬこ「久しぶりの丈くんが来るっていうね」
めそ「ええ~どきどきするね」
きぬこ「が、まあイントロダクション的なところですね」
きぬこ「近くのお店の駄菓子コーナー、何屋って言うのかよくわかんないお店で駄菓子コーナーがあって、そこに売っているものだから駄菓子だろうという」
やこ「地区のお菓子の中に入ってそうですよ」
めそ「私貰ったことありますもん、森永のそういうクッキーみたいな小分けのやつ」
きぬこ「一個一個なんですけど、ポテトフライとカツとコーラのやつですね。このへん私の考えるザ・駄菓子っていう感じかなと思って入れたっていうのがメインですね。こういうちっちゃいポテトフライって大人になったら買わないよねという、駄菓子らしさで置いてますね」
きぬこ「その中でコーラなんですけど、この盆中の私は久しぶりに会ってあんまり覚えてないから、丈くんがこういうもの好きっていうことは覚えてないんですよ。でもこういうちっちゃくて面白いものって好きなんですよ丈くんは」
めそ「好きだとおもいます」
きぬこ「だから「あっこれ懐かしい~」みたいな感じですぐ食いつくんですよ」
やこ「かわいい~」
きぬこ「そういやこういうの好きな子やったなぁってなるんですけど、開けようとする時に丈くん不器用じゃないですか。ちっちゃい頃は指もまだ細いからいけるんですけど、大人になるからよけい開けにくくなってて、なかなか開かないんですよ。で昔からこの子ちょっと不器用だった気がするな、みたいな」
めそ「ここで過去の記憶が蘇ってくる」
きぬこ「徐々に記憶が蘇ってくるのがこのへんですね」
きぬこ「一応仕事として申しつけられてうまい棒とかも買ってるんで、いっぱいあるやつを買ってたりするんですしょうね。で、適当に置いたんですよね。だけどたまたまこのコンポタ味が好きな味やったみたいっていう。コンポタ味好きそうじゃないですか」
めそ「丈くんclapで二人暮らしのやつやってた時、朝ご飯コーンスープ作ってたからぜったい好きです」
きぬこ「盆中の私はそれを忘れてるんですけど、まぐれで当たりを引くみたいな。まぐれだけど当たりだったから、びっくりするみたいな。なんとなく嬉しそうに見える」
やこ「駄菓子ですから絶妙な感じですね」
きぬこ「続いてなんですけどさくらんぼ餅ですね。これ私あんまり好きだった記憶ないんですけど、こういうのって人工的なというか、さくらんぼ?みたいな味すると思うんですけど、食べながら「こんな味だったっけ」みたいな話をし始めるようになりますね、このあたりで」
めそ「だんだん打ち解けてきてる、気まずかったけど」
きぬこ「でつまようじが一本しか入ってないんですよ、ひとりで食べる用だから。気ぃ使って手で食べてくれるんですよ」
やこ「かわいい~~」
めそ「ひとつひとつつまんで……」
きぬこ「悪かったなって思うんですよ、つまようじくらいあったのになって」
きぬこ「次がですね、わたがしなんですけど。駄菓子コーナーに売ってたやつで、袋から出したまんまのやつぽんって置いても良かったんですけど、あまりにも塊感がすごくて……」
やこ「四角いですよね」
きぬこ「そう四角くて、あんまり綿菓子感がなかったんでちょっとちぎってね、置いちゃって。ちょっと盆中の私はそういうことを気にしてないんですけど」
きぬこ「丈くんってあんまり子供の時からお祭り行っても射的とかばっかりやって食べ物あんまり食べなかったなっていうのをこのへんで思い出してくるんですよね。綿菓子は夏祭りの雰囲気を味わってもらったらいいかなっていうので入れてます。見た目がかわいいかなっていうのもあるんですけど」
めそ「ファンシーな感じ、盆の上にこう。ほんわかします」
きぬこ「食べながら、ああそういえばこの子、あんまり屋台の食べ物とか食べてなかったなって思い出すんですけど、丈くんもその辺りになったら思い出して「お祭りっぽいもの食べてるわ」とか言うんですよね」
きぬこ「そんな感じでそろそろ打ち解けてきたなぁっていうあたりで、ムーンライトの説明なんですけど。これ私が普通に好きなお菓子なんですよね。おうちに来てもらった人に全部駄菓子ってのも悪いなと思って、家におやつとして食べる用に置いてあるムーンライト、これも添えとこって感じですね」
きぬこ「さっきまでは出したやつがたまたま丈くん好きだったとかだったんですけど、これは私が好きだったやつなので、そしたら「これ好きなん昔から変わってないやん」って向こうが思い出してくれます」
やこ「めっちゃいいな~~」
めそ「昔の好みとか覚えててくれてるんや」
きぬこ「それで、今まで忘れてたのを自分で思い出して、丈くんとも思い出が繋がったっていうことで嬉しくなるっていう」
きぬこ「最後ですかね、そのまんまグレープっていうぶどうのガムなんですけど。三粒入ってて一個がめちゃ酸っぱいっていうゲーム性のあるやつなんですよね。人が来た時にガムなんか出すなよと思うんですけど、そろそろ打ち解けてるんでちょっとゲームでもしようぜみたいなノリで食べるみたいな」
やこ「けっこうおちゃめですね」
きぬこ「で、案の定丈くんが酸っぱいやつを取るっていう。安定の流れ的な感じで」
きぬこ「最初は気まずいなって思ってたんですけど、幼馴染と久しぶりに会って、昔の思い出をお菓子を通じて辿って、最初嫌々だったけどこういうのも案外良かったかなぁなんて思いながら」
きぬこ「覚えててくれたのが嬉しかったな、なんて気持ちはありつつも普通に盆休みが終わったら丈くんは帰って行きますし、その後会うかどうかもわかんないですね。また会えたらいいなとは思ってるけど」
やこ「地元の友達のあるあるだ」
きぬこ「と、いうのが私の菓子盆でした」
やこ「設定組むのすごいなー」
めそ「すごいですよ、嫉妬しちゃう」
久しぶりに会った幼馴染の丈くんと打ち解けるための思い出の菓子盆を出したきぬこ氏、審査員の講評はこちらとなりました。
KIKO
まず、何よりも綿菓子の存在感に目を奪われます。
この一手がお祭りを連想させる一助になっているのでしょうか?しかしながら周囲のラインナップを見るに、遠足を思い起こさせるような顔ぶれにも見えます。
一体?と考えていたところで、子供会のお菓子セットに使われるお菓子だと聞いて妙な納得感が芽生えてきました。
なるほど、そのラインナップであればこの顔振れは納得です。
リーズナブルながらもボリューム感のあるスナック菓子をメインに据えて、どこか遊び心のあるそのまんまグレープや綿菓子が華を添えていました。
そして価格でも一つ頭を抜けているムーンライトなのですが、子供の頃に貰ったお菓子セットを思い浮かべた時に何か一つ、箱もののお菓子ってありましたよね。
お話の中ではたまたま家にあったお菓子、ということでしたがこちらは元々子供会のお菓子セットの中に含めるつもりで用意してあったもの、である方が逆にリアルだったかなと感じます。あまり子供心にはピンとこない、しかし定番顔をしている素朴なお菓子が鎮座していると一気に子供会のリアリティを深めるので……。
アイドルではない丈くんと、子供の頃はよくお喋りしていたのに、久々に会ってみればどう話していいかわからない。
そんな相手との共通の話題と言えば幼い頃に楽しんでいた共通のお菓子。遠い昔にしまい込まれていた幼心を、盆を囲みながらわいわいと呼び起こしていける気分になりました。
相手をおもてなしするため、という目的の盆としては分量の点も適切かなと感じます。個包装なので残してもあまり気が引けない、という部分もありますね。
ただ、気の知れた相手ではなく久々に再開した同郷の相手へ出す盆として、パッケージを剥かれた綿菓子というのはいかがなものでしょうか?
相手との距離を測りかねるターンでは、相手の手の入った菓子というのは多少の賭けにも繋がりかねません。
遠慮があるのか、近しい距離感なのか、この盆からは読み取ることが難しかった。この一点のみやや考えさせられる部分ではありました。
■エントリーNo.2 めそ
テーマ『真夏のドラフト会議』
【使用菓子】
・ラムネ 100円×2
・うまい棒 10円×14
・うまい玉 30円
・ニューフエラムネ 20円
・ココアシガレット 30円
・ポップキャンディ 10円×2合計 475円
【シチュエーション】
・(アイドルではない設定の)丈くんと一緒に住んでいる。
・真夏の昼下がり、縁側にふたり並んで座り、冷えたラムネを飲みつつうまい棒でドラフト会議をしたらきっと楽しい…そんな思いから生まれた盆です。
・楽しんでいるうちに気づけば日が暮れていて、もう夜になってもたね、なんて笑い合いたい。
めそ「こんなに乗せても500円いかないとか駄菓子めっちゃ安くないですか」
きぬこ「うまい棒だからじゃないですか?」
KIKO「ラムネが大半いってるんじゃないですかこれ?」
めそ「そうなんですよねラムネが、でもラムネも100円くらいで」
めそ「今回テーマが真夏のドラフト会議にさせて頂きました。みなさん早速なんですけど質問させてください。うまい棒でドラフト会議をしたことはありますか?」
KIKO「ないです」
きぬこ「ないですね」
やこ「ないですね」
めそ「今回の買い出しのために駄菓子屋さんへ行ったわけですよ。そうしたら色とりどりのうまい棒が並んでおり、私はそれを見てこれだ、と思い立ったんです」
めそ「私と丈くんは一緒に住んでるんですけど、真夏の昼下がりに縁側で二人並んで座って」
KIKO「ちなみにその丈くんというのはアイドルの丈くんですか?アイドルじゃない丈くんですか?」
めそ「高校の同級生で、大学は別のところに行ったんですけど、成人式で再開して、お互いが野球好きだと判明したのがきっかけで連絡先を交換し会うようになって、21くらいの時に付き合って今24なんですけど同棲しています」
KIKO「なるほど、ありがとうございます」
めそ「私も丈くんも野球が好きなんですけど、いまジャニーズJr.界隈でもドラフト会議流行ってるじゃないですか。冷えたラムネを飲みつつ、うまい棒でドラフト会議をしてみたいなと、そんな思いから生まれました」
めそ「ふたりでお菓子たべながら楽しみながら団欒をしているうちに、気付けば日が暮れていて、「ああもう夜になってもうたな」って笑い合いたいなという盆でございます」
めそ「今回使用したうまい棒が全部で15種類あるように見えますね?」
KIKO「うまい玉ってなんですか」
めそ「それは!それちょっと後で言おうと思ってたんで少々お待ちください!台本があるんで」
きぬこ「段取りがある」
めそ「チーズ味、牛タン塩味、シュガーラスク味、とんかつソース味、サラミ味、のりしお味、コンポタ味、めんたい味、たこやき味、なっとう味、エビマヨネーズ味、やさいサラダ味、テリヤキバーガー味、やきとり味。……おや?」
めそ「お気づきの鋭い方はもしかしたらいらっしゃるかもしれないんですけど」
きぬこ「クソ茶番やめろww」
KIKO「さっき言ったさっき言った」
めそ「これね、うまい玉といいます」
きぬこ「初めて見た」
めそ「正体はこれです」
めそ「これはちっちゃいシュークリームにチョコ入ってるやつらしいんですけど、今回あえてうまい棒の中にこのうまい玉を捻じ込んだ」
めそ「これはまあ絶対ね、好奇心旺盛な丈くんのことだから、興味をそそること請け合いだと思っています。たくさんのうまい棒の中からうまい玉を見つけて、「えっこれ何?!」という反応を期待して入れてみました」
きぬこ「してくれそう」
めそ「うまい棒を食べる前に、ドラフトをしようって私が提案するんですね。で丈くんもすぐに「あっええやん」って乗ってくれるんですけど。まあお互いそれぞれ私と丈くんでうまい棒の中で希望選手をひとりひとり、「第一巡選択希望うまい棒、……チーズ」みたいな。そうやって遊んで」
めそ「希望選手が被ったときがまたね、勝負が始まるんですよね」
KIKO「これ明太被りそう~」
めそ「明太被りそうですよね!二巡目で明太が被って、じゃんけんしたりとかして。自分の中でのうまい棒軍を作っていく」
めそ「私の中で夏に飲みたくなるものの代表にラムネが上げられるんじゃないかなと思っていて、丈くんと縁側で夏の日差しを浴びながら冷やしたラムネのシュワシュワした喉ごしを楽しみたいなと思っています」
きぬこ「めっちゃ似合う」
やこ「丈くんラムネが似合うな」
めそ「うまい棒だけじゃ口の中パッサパサになって飽きてしまうかなと思って、左側に甘いお菓子も一緒に」
めそ「笛ラムネは、丈くんと一緒にピーって吹いて楽しみたいなと思って。二人とも大人やけど今日ばっかりは子供に戻ったような気分で一緒に遊びたいなって」
めそ「次がココアシガレットなんですけど、ココアシガレットふかしてちょっと大人ぶってみた記憶ってたぶん大勢の少年少女の記憶に刻まれてると思って。丈くんもちっちゃい頃やってたらかわいいって思って。でお互いの小さい頃の話に発展していく感じになります」
めそ「で、一番手前に見えますのがペロペロキャンディー。これも皆さん食べたことあるやろなって思うんですけど、ただ単に丈くんがペロペロキャンディーを舐めるところを見たいという欲望で入れました。ぜったいかわいいから」
めそ「今回菓子盆に飲み物を乗せるのはどうなのかなって思ったんですけど、どうしても入れたくて……」
きぬこ「うまい棒に圧倒されてそんなこと気にならなかった……」
インパクト大、そして遊び心特大のうまい棒ドラフト菓子盆を出しためそ氏、審査員の講評はこちらとなりました。
KIKO
思い切った盆を上げてきましたね!
この盆を見た時に全ての人間が最初に反応するのは当然うまい棒でしょう。それ以外を先に言及するのは天邪鬼です。
私自身、ここまでうまい棒に種類があることを初めて知ったのでこの圧倒的うまい盆を眺めているだけで面白いですよね。
数多く並べられたうまい棒をドラフトで並べているうちに掘り返される異質な「うまい玉」。聴衆からもいくつも声が上がっていましたが、ここに遊び心を潜ませているあたり、うまい玉に気付いた時の楽しい光景を思い浮かべさせられる自然な配置だと感じました。
しかし、菓子盆の本質というのはどこにあるのでしょうか。人によって重きを置く部分はそれぞれかとは思いますが、それでも菓子盆というのは菓子を食すための盆であると私は宣言したいです。
その観点で見た際に、こちらの盆のうまい棒のいくつが口へと運ばれていくでしょう?エンターテインメント性を追い求めるあまりに、食に対する意識がおろそかになっている面を感じます。
左側の甘味は箸休めの意味で置かれたものということですが、フエラムネとココアシガレットが味被りを起こしていることが気になりました。さらに言うと飲み物もラムネなんですよ……!
つまりこの盆はラムネとうまい棒と飴の盆なんですよ……!
盆上がうまい棒に偏っている分、他のお菓子はバリエーションにとんだ品ぞろえをしてほしいな、という印象でした。
盆の上で楽しむものは、視覚であり、味覚です。そのバランスを蔑ろにしては欲しくないなと思います。
ラムネの登盆は審議が必要な部分かもしれませんが、今回は可とさせてください。やはり夏の醍醐味と言えばラムネ、それを美しく配置したのは夏の風情を溢れさせており素敵な盆でした。
昼の暑さのすっかり引いた夜長、ふたりでああでもない、こうでもないとうまい棒を並べながら対話するのは、他愛なくも素敵な時間になりそうです。
■エントリーNo.3 やこ
テーマ『丈くんに挑む駄菓子盆』
【使用菓子】
うまい棒チーズ味 10円×2本
プチプチうらないチョコレート 30円
おやつカルパス 10円×4個
ミニサワー 30円
マーブルフーセンガム グレープ 20円
ミルクボーロ 20円
ジューC 60円
チョコボール キャラメル 80円
あわソーダ 30円
パチパチパニック! 40円合計 370円
【シチュエーション】
・(アイドルではない設定の)丈くんと一緒に住んでいる。
・夏!……とはいえのびのび遊べないのでおうち遊びに偏る夏
・駄菓子屋さんが近所にあることを発見
・丈くんが好きだった駄菓子を当てる盆をつくることに
やこ「丈くんに挑む駄菓子盆。で、内容は写真の通りなんですけど。今回も菓子盆を出す間柄的に一緒に住んでることにするんですけど」
きぬこ「だいたい住むな~」
やこ「今回はバリバラのフジワラくんみたいな感じで営業の丈です」
めそ「みんな営業の丈くん好きやな」
やこ「いまの黒髪短髪デコ出し丈くんがかっこいのでそういうことにしましょう」
やこ「今回夏っていう設定なので、とは言いつつも今年の夏であることに視点を向けると遊んでる場合じゃねえ!という現実が襲ってきてしまうので、夏は遊びたいと言えども今は残念ながらそんなご時世ではありません」
やこ「私がちょっとお仕事で、安価なお菓子を仕入れなきゃいけないことがあって、Googleマップでお菓子の量販店を調べてたんですけど、近所にいかにも駄菓子屋さんみたいな駄菓子屋さんがあることを見つけました。おでんとかもあったんですけど」
めそ「すごいな、この古き良き駄菓子屋さんみたいな」
やこ「それでちょっとテンションが上がり、それを丈くんに伝えたら「懐かしいな~なに好きやった ?」みたいな話になるんですけど。でも駄菓子屋にテンション上がったものの、私は実家の近くに駄菓子屋さんがなかったので、言うて話せるネタないなということに気付きます」
やこ「丈くんは近所に駄菓子屋さんがあったという話をしていたので、じゃあちょっと今度の休みに、私が丈くんが昔食べてたような駄菓子を当てて買ってくるから。懐かしいって言わせるから待ってて、みたいな」
めそ「えっかわいい」
きぬこ「そっか、だから挑んでるんだ」
やこ「そうです、勝負を挑みました」
やこ「ついでに、今度は丈くんがほんとに食べてた駄菓子をそこでまた買ってきて答え合わせしようみたいな週跨ぎの提案もします」
めそ「かわいい。500円握りしめて駄菓子屋さんに行く丈くん」
やこ「のびのび遊べないけどお家遊びもいいかなみたいな感じで、でも最終的に丈くんとおでんを食べには二人で行くと思います」
やこ「だから選定理由としては丈くんが好きそう、子供の時に食べてそう、みたいな感じで。いかにも駄菓子っぽくて駄菓子でしか食べないような物と、駄菓子かわかんないけど確実に子供の時には食べてたなっていうやつを買ってきました」
やこ「うまい棒チーズ味なんですけど、うまい棒は三人が選んでるという」
きぬこ「全員登盆させた」
KIKO「登盆率100%」
やこ「味はそんなに種類がなくて、このお店自体が小さかったのもあるんですけど、本当にこのお店で買える駄菓子たちっていう設定にはなるんですけど」
めそ「でもそれがリアルな感じ増してますよね」
やこ「答え合わせも丈くんにこのお店でしてもらうので」
やこ「五種類くらいあったんですけど、食べるのは私たちなんで私が好きで、丈くんも嫌いではないだろうというチーズ味のうまい棒」
やこ「プチプチ占いチョコレート、これは私があったな~って思ってたやつです。それこそ夏祭りのお菓子とかに入ってた感じの。で、やっぱりあったのでこれを手に取りました。たぶん丈くんも買ってるはず、小さいときに」
きぬこ「カルパスこの前も登盆してませんでした?」
やこ「そう、この前もいたんですけど。このカルパスが箱状の容器に入ってて、駄菓子屋さんで掴み取りできるような。そういう形で売っていて、その様子がいいなーと思って。子供は好きだろうな、手を突っ込んで握りしめてこれください、みたいな」
やこ「おやつカルパスお肉っぽいから、子供の時に……どうかなあ、私がカルパスを食べる丈くんを視すぎてるから何とも言えないんですけど」
めそ「あでも、わたし丈くんじゃないけど子供の頃カルパス好きでした」
やこ「次はミニサワー、これはラムネ菓子でいいのかな?この感じ、子供好きだし丈くんも好きだったでしょうみたいな」
きぬこ「わかる。置いたもんわたしも」
やこ「さっきめそさんでラムネの件が言及されてて、私の盆の中でジューCとあわソーダっていうのもたぶんラムネ扱いにはなるんですけど、ただ子供はソーダ味サイダー味が大好きというのを思って買ってきました」
やこ「で、マーブルフーセンガムグレープ。これオレンジもあったんですけどグレープが一番みんな食べてるのかなって思って。思い出が強くあるので買いました」
やこ「次のミルクボーロ、これ。これも駄菓子としてしか私はあんまり食べてた記憶がなくて、「こんなんあったなー」の返事待ちです。まあ全部がそうなんですけどねこの盆は」
きぬこ「挑んでますからね」
やこ「次がジューC、これもまた私の思い出なんですけど、このジューCが好きだったなっていう」
めそ「ジューC今も好きです」
やこ「美味しくて好きだったし、これも子供の頃しか買わなかったから今もあるんだーって思いつつ買いました。これはちょっとラムネ味しかなかったんですけど」
やこ「で次がチョコボールキャラメル。これは絶対買ってるやろという」
めそ「買ってそう~」
きぬこ「エンゼル集めてましたよね」
やこ「私もエンゼル集めてた記憶がすごいある」
やこ「チョコボールこれは「ずるいやん」って言われます。「こんなん絶対あるやん」って。それ言ったらうまい棒も絶対あるから、それは良いでしょみたいな顔をして押し切ります」
きぬこ「押し切るんだ」
きぬこ「キャラメルなんですね」
やこ「そう、これは私が昔にキャラメルばっか食べてたからなんですけど。だからもしかしたらこれ買ったら、「俺ピーナッツのが好きやねんけど」って言われるかもしれないですね」
KIKO「でもそうしたら次の週にピーナッツの方を買ってきてくれるってことですもんね」
やこ「残りのあわソーダとパチパチパニック、これ具体的に商品名として覚えてたわけじゃないんですけど。こういうのあったなーっていう、食感で遊ぶ系のお菓子。こういう系あったなーって言うし、絶対買ってるし」
やこ「この泡のやつ、食べてみたんですけどすごい口の中泡になるお菓子で、食べながら「やばいやんこれ、待って待って」って言う丈くんがいる」
きぬこ「「待って」って言う~」
やこ「でもたぶん来週もこれは丈くんが買ってきます」
めそ「そういうちょっと面白いもんが好きっていうね」
やこ「だから特に丈くんこんなん買ってたやろ、っていう丈に寄せた盆になっています」
やこ「私は会社で出会ったので、昔の丈のことはなんにも知りません」
めそ「あっ社内恋愛ですか?」
やこ「なので、この盆を通して知らないところを埋めていく話になるのかなと思います」
めそ「この小さな菓子盆で新たな丈くんの……いいですねなんか、盆を通してまた距離が縮まっていく感じが」
丈くんに挑むという視点からゲーム性豊かな菓子盆を出したやこ氏、審査員の講評はこちらとなりました。
KIKO
タイトルからそう来たか~~!!と思わされました。巧妙なリアリティの紡ぎ手は今回も健在のようです。
自分がそこまで駄菓子に慣れ親しんでこなかった経緯を含めてのストーリー作り、見る者にたいへん入りやすさを感じさせてくれる親切な運びだと感動しています。
週跨ぎで丈くんに答え合わせをしてもらうという引きも素晴らしいですね!「今夏」ということを汲み取りながら、このご時世でなかなか出歩けないからこそ家の中でできる遊び方、羨ましくなるほど楽しそうでした。
盆上を見ていくと、いかにも駄菓子だったり子供の好きそうなお菓子だったりが並べられています。
うまい棒の登盆率は本当に目を見張るものがありますね。誰もが慣れ親しんだ駄菓子の代名詞ともいえば、うまい棒であると言えるのかもしれません。
親しみやすさの代表であり、更に真っ先に思い浮かべるものであれば、きっと丈くんも駄菓子といえばで思い浮かべていることでしょう。
駄菓子当てであれば定番の商品がもう少しあってもいいかな?と感じました。男の子が子供の頃に食べていたであろう駄菓子、ではあれば焼肉さん太郎やラーメン菓子なんかのちょっとチープなものがもう少しあるといいのかもしれません。スナック菓子でもいいですよね。
この盆は子供心になりきれない大人、という小綺麗さがやや垣間見えます。
しかし、この設定上はそれでもいいのかもしれませんね。当たっても当たらなくても、こちらからの挑戦だと銘打った盆であればその状況全てが成り立つシチュエーションの強さがありました。
ラムネの味の被りは製作者の気にするところではありましたが、品数の多さでこちらはカバーできるかと思います。
全てが二人で分けられるようになっているのもいいな……と感じる部分でした。単品でパッケージされているお菓子はちゃんと二つ用意されているんですね。丈くんに挑戦しながらも一緒に楽しもうという気持ちが端々から伺えるのが素敵でした。
■最終結果発表
KIKO「では今回、第二回 非公式ジャニオタ菓子盆選手権、
最強の「丈くんと過ごす今夏の駄菓子盆」はどれだ!?ということで。優勝の盆は……」
KIKO「エントリーナンバー3番。丈くんに挑む駄菓子盆に決定させていただきたいと思います!」
KIKO
リアリティを表現することに長けているやこ選手ならではの、頑張り過ぎない楽しさが溢れた盆だと思いました。
今回縛りがあったこともあり、各選手とも盆の神髄からは多少外れてしまった部分が見えたため、やはりそつなく中央を狙い打ってきたこちらの盆を選ばせていただきました。
二連続での優勝ということにはなりますが、だからこそ臆することなく「良い」と感じた盆を選ぶことにしました。これは私の審査員としての信念であり、より良き盆を目指すための公正な視線だと思って頂ければ幸いです。
今年の夏の駄菓子盆と言われたときに、家で楽しめる盆をという発想は確かに思いつくところでしょう。
そこからさらに発展させた「丈くんに挑む」というテーマを付けてきたところがたいへん良かったです。
非常に楽しい盆運びを見せてもらった、いい夏の思い出の盆になりました。
KIKO「ということで、お疲れ様でございました!」
やこ「ありがとうございます~」
めそ・きぬこ「おめでとうございます!」
KIKO「菓子盆の重きはやはり「食」だとおもうので、そこが強かったかなと思いました。一個目のきぬこさんの盆を見返して気付いたことがあって、分けづらいお菓子が結構多いんですよ。一緒に楽しむという点に配慮されている、「丈くんに挑む駄菓子盆」の良さが更に見えてきたというところがありましたね」
めそ「これって三連覇したら殿堂入りみたいなのとかあるんですか」
KIKO「ベスト盆ニスト賞?」
やこ「殿堂入りしたら新しいプレイヤーを探してこないといけなくなっちゃう」
KIKO「第728回まで行って一番勝利数の多い人が殿堂入りなんで、二連覇なんてすぐですよ」
やこ「二連覇してしまったということで、三回目が開催される運びには打ち負かすという気合で来ていただければ」
KIKO「強者の余裕が」
めそ「打倒やこ」
ということで、今回の菓子盆選手権はやこ氏による菓子盆の優勝とさせて頂きました。
二連覇を果たした盆ニストが、プレッシャーのある中次にどのような作品を見せてくれるのか。発想力に長けた他二者の盆が現王者を打ち負かすのか。
次回の盆がますます楽しみになってきたことかと存じます。*2
それでは最後に、今回も何の必要もないのに筆者の趣味で作成したトレーラー映像を置いて締めさせて頂こうと思います。
それでは次回菓子盆にてまたお会い致しましょう!*3
めそさんの用意してくれた盆外のかわいい小道具
めそさんの用意してくれたベビースター題字